のりまきのドイツ生活日記 その10 〜久々のメール(後)〜 16.Feb.'05 |
|
<スキー!Bad Gaschtein(バードガシュタイン)> パリから夜行列車に乗って一路オーストリアザルツブルクへ。 寝台列車もなかなかのもの。どこでも眠れるのりまきは結構、夜行寝台列車を使う。寝ている間に目的地に着くのだから一石二鳥。 そしてたくさんのスキー場のあるオーストリアに行っておきながらチロルではなく、一歩田舎に入ったバードガシュタインというところで滑ってきたのでした。 ここを選んだ理由としては「温泉がある」ということ。 温泉というより鉱泉らしいが昔からの有名な温泉だということだ。 日本のインターネットショッピングでも「バードガスタインの素」を売っています。シューベルトやビスマルクが訪れたという温泉に行きながらスキーを滑る。 これぞスキーの楽しみでしょうと思ったのでこの田舎のスキー場にしてみました。 スキー場はピーカン(死語?)。 しかしものすごく寒い。じっとしていると体全体が凍ってしまいそう。 冷えでブーツはがちがち。 ロイシュの超高級カンガルー皮グローブに超高級フェニックスアンダーグローブをつけているのにもかかわらず、手の指先は感覚が無くなる。 〔ここでドイツ語一口メモ〕 そうそう、ロイシュってドイツ語なのよね。たぶん。 だってReuschって書くでしょ。ドイツ語で「eu」は「オイ」と読むのでロイシュ。だからEURO(ユーロ)も「オイロ」って言っています。 ロイシュってドイツの会社なのかしらオーストリア(オーストリアもドイツ語です)? 去年、ガルミッシュパルテンキルヘンに行った時も思ったけれど、スキー場に行くまでバス、登山電車に乗ってしかも下車後はゴンドラ等でものすごい高い山の上まで行かなくてはたどり着きません。 ホテルは必ず山の麓にあるのです。 環境を考えているのでしょうか。 不便と言えば不便ですが、慣れました。 だって、みんなの〜んびりスキーを楽しんでいるんだもの。 ヨーロッパではガツガツ滑ってはいけません。 ゆったりのんびり自然を楽しみながら自然とともに滑るのです。 だからものすご〜くなが〜い道のりをゆっくりのんびり滑り降りてくるのです。 いいね、そんなスキーも。 でも、確実に私のスキーレベルは落ちている。 今、一級を受検しても合格できないかもしれない。。。寂しい・・・。 板はレンタル。一日2000円くらいで借りられます。 今シーズンのニューモデルが豊富にそろえてあり、きちんとチューンナップされています。 レベルも豊富。試乗気分で借りられます。 ここはオーストリアですから迷わずアトミックを借りてみました。 ブーツだけはやはり持参ですね。これは妥協できません。 人工降雪機もありました。これだけ寒かったらいくらでも人工雪が降らせられます。 昼間もあんなに天気がいいのに稼動していましたから。 しかし、自然で勝負!のヨーロッパかと思いましたが世界的な温暖化のせいでしょうか。 雪が降るのを待っていたらシーズンが終わってしまいそうです。 今はどこも人工降雪機を設置しているのでしょうか・・・。 しかしまあ、そう簡単に滑らせてはもらえません。 バスに乗ってスキー場へ行くのですが、3〜4ヶ所あるスキー場はそれぞれ方向が違います。 みんなが並んでいるし方向的にもこっちの方だから・・・と思ってバスに乗るとまったく考えてもいなかったスキー場についていました。 ドイツ語で話しかけると「分からない」というそぶりをされたので英語で話しかけるとそれも「分からない」というそぶり。 イタリア人のようでした。西洋人はみんなおんなじ顔をしているものだから、どこの国の人なのかわからない。 私もよくチャイニーズかと聞かれますが。 最近、中国人や韓国人のヨーロッパ観光客が大変増えています。 でも、日本人と中国人や韓国人の見分けはつきますよ。さすがアジア人です。 <温泉は寒い!> 疲れた体は温泉でほぐして・・・ 水着を着てプールに。うん、まあ気持ちいいか。 でもだんだん寒くなってくる。温度は34度。 外のプールにも行ってみるが温度は36度。 ほかの外国人たちは平気な顔をしている。寒いじゃん。風邪ひくよ〜と思い、サウナへ。 するとなんとみんな裸。 ひえ〜、うわさには聞いていたが、ここもすっぽんぽん!? 知らない振りして水着で入ろうとしたら「脱ぎなさい」とおばさんに言われてしまった。 しぶしぶ水着を脱いでタオルでかくしてサウナへ。 すぽんぽんのおじさんと遭遇。 見てしまった。。。何を・・・?! しかしサウナも60度くらいで生ぬるい。 ヨーロッパ人は我慢ができないようである。 私よりも後から入った人は暑そうな顔をしてさっさと出て行く。 しかも水風呂にドボン! ドイツ人の平均体温は高いというから(37度あるのは当たり前らしい)温泉の温度もサウナの温度もちょうどいいいのかもしれません。 ま、とりあえずサウナで仕上げをして帰ってきました。 <ウイーン少年合唱団> スキーはたった2日しかしませんでした。 クリスマスはウィーンで。 25日にミサを聞きました。天使の歌声。 あのシューベルトがボーイソプラノをつとめていたというウィーン少年合唱団でシューベルトのミサ曲を聴きました。 実は私、シューベルトの大ファンなのです。 シューベルトの生家にも寄って、シンボルマークである丸いメガネを見つけました。なんだかとても懐かしい人に出会った気持ちで不思議な感じがしました。 ウィーンでは音楽家めぐりをしてきましたよ。 知ってる?実はのりまきさん、ピアノが弾けるって。 人は見かけによらないのだよ! と、いうことで今回の旅行記はこれくらいにしておきましょう。 のりまき |