のりまきのドイツ生活日記
 その9 〜久々のメール(前)〜

4.Feb.'05



 
昨年 8月より途絶えていたのりまきのメール
先日、超久々に届きました。
ちょっとホームシック?かも。
久々のメールは長文なんで、前編後編に分けてお届けします。





ごめんごめん×10くらいかなあ???
すみませんねえ、別にシカトしてたわけではないのです。
冬休みに遊び呆けて、そのあと餅をたらふくたべて太っていたのです。
しかも!パソコンの液晶が壊れた!
学校のモニターを借りて使っているので、学校でしかメールができない。
困った困った。
そこで日本の友達にパソコンを持ってきてもらうことに。
明日、もらいにベルリンまで行ってきます。(と、書いたのは一週間前。今週また、 ベルリン行きの電車の中でこれを打っています)
ベルリンまで1時間41分でいけるチョウ高速新幹線ができたらしい。
今までは2時間以上かかっていたから、これは画期的。
ドイツの電車は時間も遅れないし。
堅実ですごくいいなあと感じます。
 
と、Happy New Yearはとっくにすぎましたが、のりまきから愛のメッセージをお届け しましょう。
ちなみにドイツ語では Froehes Neues Yahr(フロイエス ノイエス ヤー)といい ます。
きっともう「のりまき」って誰?というより「のりまきって何?」と いう物体に変身しているのではないかと思います。
BBSの書き込みを見ても誰だか分からないし。。。
しかも滑っていないから、もうスキーも終わりかなあなんて考えたり。
久しぶりに滑っても一人でものすごく寒いところを寂しく滑るし、 だれも教えてくれる人はいないし、一緒にご飯食べてくれる人もいないし。。。
寂しがりやののりまきさんは、弱気になっているのでした。
文章書いても結局旅行記にしかならないしなあ。
こんなんでいいんだろうか???と思いながら今回もとりあえず書いてみます。


<おーしゃんぜりぜ!>
海外旅行へ行ったことのある人、しかもブランド好きの某会長夫妻にはたまらない フランスはパリ。
今年の冬はおしゃれに過ごさなくてはと、フランスパンをちょいと小脇に抱えてパリ の町をふらついてみた。 そうそう、まいにちソーセージとじゃがいもとビールばかりの超大味な食事ばかりし ているのりまきは、 たまには繊細な味のフランス料理を食べたい!と願ってシャンゼリゼ通りを歩くの だった。
しかし!いきなりラーメン屋に遭遇。
日本食にも飢えているのりまきは迷わず日本の味、ラーメン屋ののれんをくぐり、 ラーメンライスと餃子にかぶりつくのであった。
ああ、ここは花の都「パリ」なのに・・・
どうしてラーメンなんかすすっているんだろう・・・と思いながらも満足してホテル に帰るのであった。

シャンゼリゼ通りでは年が明けると「Happy New Year」と言って誰彼構わずキスをす るのだと言う。
残念ながら私が出かけたのはその前だったので、キス攻撃に遭うことはなかった。残 念。
のりまきのところの同僚(先輩、女性、独身)はのりまきさんと交代で旅行に出かけ たので、 それはもう、この日のキス攻撃を心待ちにしていたんだそうな。
カウントダウンが始まる。
彼女の胸は高鳴る。もうすぐだわ、もうすぐ来てしまうのね・・・
「Happy New Year」の声と共に、噂通りキスの嵐。おお、これか。これが噂のものな のね!
しかし・・・彼女のところには一人もやってこなかったそうだ。
これ、笑い話にしていいのかどうか、のりまきは迷った。
なんたって仕事の先輩。
先輩:  「あんなに期待してたのに、来なかったのよ」とポツリ。
のりまき:「きっと小さすぎて見えなかったんですよ」(フォローになっていない)
先輩:  「でも、何となくおしゃれな感じがする年明けでよかったわ!」(何がい いのかよくわからない)
のりまき:「うん、そうですよ。おしゃれな街での年明け。ステキですよね」(とり あえず合わせてみる)
シャンゼリゼ通りで大きな声で「おー、シャンゼリゼ〜!!」と歌ってみるのであっ た。
きっとここで世代がばれてしまうであろう。。。
と、思ったが最近の中学校音楽の教科書にこの曲、載っています。

<ドイツっていい国じゃん!>
パリといえば美しさの象徴、ファッションの最先端と思いきや・・・汚い。
街が汚いのだ。トイレも汚い。
ドイツはトイレに入るために50¢(約60円)くらい払うのだが、とてもきれいで 清潔。
とにかく街がきれいなのがドイツ。この生活に慣れてきたのりまきはパリの汚さに驚 くのであった。
きっと日本に帰っても東京の汚さに驚くのかなあと思う(なんだか外国かぶれチック で嫌なか〜んじ!)のりまきであった。

ドイツ人は信号をよ〜く守ります。
信号無視スル人はいません。
しかも横断歩道前に人が立っていると、急ブレーキをかけてまで車は必ず止まりま す。
駐車違反もしません。
とても正直な国民性を持った人たちなのです。
しかし、それはケチ・・・というところにも関わってきます。
自分が失敗したことで罰金を払う(駐車違反15EUR約2000円)ことをものす ごく嫌います。
たった15EURでも絶対に払いたくないのです。
そして事故を起こしたときの責任をとりたくないのだそうです。
しかし!フランス人は信号無視は当たり前。
道が混んでいるから警察が交通整理をしていても平気で信号を無視して横断歩道を渡 ります。
そのお陰でまた道路が混乱する。
悪循環を繰り返すのであった。
2年間もドイツに住むと自分の国のように感じてくるから不思議です。



つづく。。。


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