のりまきのドイツ生活日記
 その7 〜のりまき スキーをする(前)〜

22.Aug.'04



うちのバルコンに鳥がたまごを産みました。
ドイツでは庭やバルコニーには花を植えて美しくみせる…ことが常識となっていま す。 だから、親切なドイツ人は隣の家の花が枯れていると、わざわざノックして家まで来 て
「お宅の花は枯れているから、新しく植え替えなさい」と言いに来るのです。
本当に堅実な国民です。赤信号を渡る人もほとんどいません。
プランターの中に咲いているガラーニエの真っ赤なお花の間に、小さな卵が4つ。 3週間後に2羽孵化しました。
その日から毎日親鳥はミミズをくわえて我が家のバルコンへ。
気持ち悪い。勘弁してほしい。
でも、一日中子育てのために働く親鳥たちを見ていると、心が和むのでした。
お腹いっぱい食べた鳥たちはみるみる大きくなり、あっという間に鳥かごを置いて巣 立っていきました。

と、いうことで、今回はフランスはシャモニスキーの旅(前編)をお届けしましょう。




<初の海外スキー>
しかも初めてドイツを離れた旅行。
しかも一人でスキー。
なんだか寂しいものがありますが、念願かなっての海外スキー。
珍プレー続出、ハプニングだらけのスキー体験でしたが、生きて帰ってきました。
のりまきのシャモニ日記の始まりです。

<行程>
 3/20ハンブルク発→パリ乗り換え→ジュネーブ(スイス)泊
21シャモニ泊(レ・グランモンテで滑走 )
22シャモニ泊(クールマイユールで滑走<イタリアのス キー場。バスで30分>)
23シャモニ泊(レ・グランモンテで滑走)
24シャモニ泊(ル・トゥール…多分そうだったと思う )
25ハンブルク着
25シャモニ発→ジュネーブ(スイス)…市内自転車観光→ 空路ハンブルク着

<のりまき、ヨーロッパのスキーを語る>
ドイツに来てスキー場に行くのはこれで2回目。
2月にガルミッシュ・パルテンキルヘンに行って滑ってきたが、これまたすばらしい 景色。
スキー場のはずなのに、たくさんのおじいちゃんとおばあちゃんが手をつないでゴン ドラに乗ってきた理由がようやく分かった。
この景色を見ずしてヨーロッパのスキーは語れないのだ。
真っ青な空に真っ白な雲。
ビールを飲みながら日光浴するおじさんたち。
ここで重要なのが、のんびりと滑るおじさんやおじいさんがとっても多いというこ と。スキーを生涯体育として楽しんでいる。

スキーの楽しさは「自然と親しむ」こと。
ドイツのスキーツアーは最低1週間から。2泊3日のツアーなんてどこにもない。 ウワラープ(バカンス)をおもいっきり楽しむ。ヨーロッパの人々の休暇の過ごし方 は日本人も見習うと良いなあと思うことが多い。

と、そんなことはどうでもよくて。
今日はジュネーブ泊。翌朝早くにシャモニモンブランに出発だ。


のりまきから送られてくる写真には説明がなーんもないので
この写真がシャモニーかどうかわかりませんが。。。
シャモニーなんだろうなぁって思えばいい?


<ナンパするのりまき>
大きくてステキなシャモニがのりまきを迎える。
さあ、いざ!スキー場に出発だ!!
しかし!どうやって行くんだ???

スキー場についてから日本人男性をゲット。
何でも、おフランスで働いていらっしゃるという日本人男性2人とその友達の外国人 2人をナンパ。
彼らは週末にはしょっちゅう来ているらしく、この辺の山に関しての情報をたくさん 持っていた。
これはラッキー。

ここで!!ちょ〜恥ずかしがり屋ののりまき君が勇気をふりしぼって声をかけている ということにお気づきになっただろうか。
そう。人間、危機を感じると何でもできてしまうらしい。
ここで復習しておくが、「カーナビを見ても道を迷うのりまき」という形容を思い出 してほしい。
そう、ベストセラーにもなった「話の聞けない男、地図の読めない女」という本が あったが、ここでのりまきがれっきとした女性であることが証明されるのであった。 まさしく、のりまきは地図を見ることができないのだ。
なぜか地図とは違う道を歩いている。 一人で旅行をしていると、人の3倍時間をかけて歩いている。
と、言うことは人の3倍の距離を歩くのだからダイエット効果もあるということ。 実は毎回一人で旅行をすると数キロ痩せているのであった。(帰宅2日後には元通り だけど・・・)
だからこんな広い山で迷子になる=のりまきは遭難…の図式が成り立つ。
毎回地図の読める男性の出現を待っているのだが。。。

とりあえずナビとしてゲットした彼らと一緒に滑ることにしたが、滑りこんでいるら しく速い速い。
でも、おいて行かれたら帰り道が分からないので必死についていく。
のりまきは汗をかく。(含、冷や汗)
滑れども滑れども……到着しない。おい、いったいどこが麓なんだ?どこまで滑れば いいんだ??
一気に滑り降りることに慣れていないのりまきは、太股がぷるぷる震えているのを感 じ ながらも必死についていくのでした。
初日はやはり足慣らし…と思って滑りに来たのに、足慣らしにしては距離がありすぎ る。 運動不足の人は来てはいけない山だったらしい。

春なので午後には雪も溶け始め、あまりよいコンディションとは言えないがそこそこ 滑ることが出来、満足したのりまきでした。


きっとスキー場の写真で、スローダウンとかこの先危険とか
書いてあるんでしょうが。。。。不明です。


とりあえず前編はここまで。
後編は1週間後!

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