のりまきのドイツ生活日記
その5 〜どいつにっき〜

18.FEB.'04



こんにちは。吉見です。
いやあ、随分とさぼってしまいました。勘弁。
ヴァインとザラーミと、ショコラーデ等を会長宅宛に送ってみました。実は自分では食べたことの無いものばかりなんだな、これが。
内緒だけど。
だから、どんな味がするのか分からない。

でもって、10キロの重量制限に100gオーバーしただけなのにブーって言われ、郵便局で125g相当のお菓子を一つ引き抜いたのであった。
まったく、ドイツはいい加減なのかしっかりしているのかようわからん。
でも、ジェスチャーで、テープを貼っておくれと言ったら「もちろん」と言ってはってくれたのがとてもうれしかったのであった。




<ドイツのクリスマスを分析する>

 クリスマスをなめちゃあ、いけないよ!
ドイツのクリスマスはちょーきらきら!!
日本のイルミネーションを見てステキ!!なんて言っているようじゃ、まだまだ甘い。
「ステキな男性(女性)と歩きたいクリスマスの街」には迷わずドイツをおすすめします。 この私でさえ、その美しさにはとろ〜っんととろけてしまいそうなのですから。なんてったって、グリューワイン。ホット赤ワインのこと。 フルーティーでちょっぴり甘くて・・・
ぽーっとからだが温まる。
「のりまき、あたたまったかい??」
「ええ・・・」
二人は無言で見つめ合うのであった。
その横にはジャガイモをすりつぶして揚げ焼きしたものにリンゴソースをかけた奇妙な食べ物が。。。 日本人はぜったいしょうゆ!なのですが、甘いのも意外とおいしい。。
「ケバブも食べたいわ!」
「どんどん食べて、大きくなろう!」
トルコ人の多いドイツにはケバブ屋さんも多い。そしてちょーおいしいのであった。でもって、なんたってヴルスト(ソーセージ)。
白に赤に、焼き、ゆで、太、細何でもあり。お好みで辛くないからしか甘ったるいケチャップをつけて食べる。
その横には必ず半分乾きかけた食パン1/2切れが乗っているのであった。(これでソーセージをつかんで食べる)

ゲバブを知らなかった広報部への返事:
ケバブってさ、渋谷とかで売ってるじゃない。
肉のかたまりをあぶりながらくるくる回して、ながーいナイフで肉をこそげ落として食べるやつ。 それよ。円い大きなパンを半分に切って、その中にそのお肉と野菜をたっぷりと入れて食べるのです。
1つ350円くらい。1個食べるとお腹いっぱい。
私が菅平のしら○ばで完食したカツサンドとはるくらいの大きさです。 ま、ぺろりといっちゃうけどね。
いけない、いけない。クリスマスの美しさを紹介するはずが、食べ物の美味しさに変わってしまった。。。
ハンブルクにはクリスマス1ヶ月前からクリスマスマルクト(まあ、日本でいう出店ですな)が出ます。 そして街はクリスマス一色になり、うきうきした一ヶ月を過ごすのです。
そして!ここが重要。
24日は、家族そろって家で静かに過ごします。だから、仕事も半ドンで終わり。スーパーもその辺のお店もどこもやっていません。
前日まであんなににぎやかだった街の中も、シーンと静まりかえっています。宗教の違いでしょうか。
仏教徒の私にはとても新鮮でした。(うちの家族は全員仏教徒なはずなのに、妹は教会で結婚式を挙げていた…不思議だ…)

<のりまき、二度目のミュンヘンにいく>

← ミュンヘンのラートハウス(市庁舎)

オクトーバーフェスト(前回の報告を見るべし!)に続き、またまたミュンヘンに行ってみました。
今回はそう、あの「ノイシュバンシュタイン城」を見るために!
ノイシュバンシュタイン城って、ご存じですか?ノイシュバインシュタインではないですよ。私はよく間違えてこのように言ってしまい、大笑いされます。
「ノイ」とは「新しい」要するに「NEW」のこと。
そして「シュバイン」とは「豚」のこと。
すなわち「新しい豚のお城」という意味になってしまうからです。
本当は「新しいスワン(白鳥)のお城」って意味なのにねえ。。。
東京ディズニーランドのシンデレラ城、あれはミュンヘンの先フュッセンにあるこのお城をモデルにして造られているのです。

新しい白鳥の石の城 ↓


そのステキなお城を見逃しては行けない!
数日前に降った大雪の中、フッセンの駅から馬車に乗ってお城へ行きました。お馬さんに乗るために、40分は待ったでしょうか。 いつもはバスが出ているのですが、今日に限ってバスは運行休止。
お馬さんの背中からは湯気が。。。
おじさんは片方の鼻に指を押しつけて「フンッ!!」と鼻水を道路に飛ばす。 うん、この技はなかなかすごいわ。習得して帰らないと・・・。
一番先頭に座った私は、子どものようにわくわくした気持ちでいっぱい。 なのもつかの間。
ステキな香りが漂って来るではないですか。。。
お馬さん、歩きながらう○こしないでよお。。。しかも3回も。。。
一体、何の恨みがあって巨大なう○こをするのよ!しかも私の前で!!
でも、頑張って力むと出るのよね。う○こ。 よしよし。頑張ったね、お馬さん・・・

うっすらと霧のかかる雪のシンデレラ城っと、ノイシュバンはとても美しい。 あのお城は一度見ておかなくてはなりません。

<のりまき、三度目のフランクフルトへ行く>

大晦日はフランクフルトのインターコンチで過ごしました。 何故にインターコンチなのか!

その1「紅白を見ることができる」・・・日本のテレビが入るのだ!
その2「朝食は和食がある」・・・ご飯、みそ汁、生卵、焼き鮭、のり。正月はやはり和食で決めたいものです。


年越しの花火! →

以上のことから、インターコンチに泊まっている日本人は結構多いのです。そして大晦日はものすごい花火。 マイン川めがけて個人の花火が上がるのです。それも打ち上げ花火。
しかもちょとやそっとじゃない。
勝手気ままにガンガンあがっている花火が一つになってそれはもう、すごいのなんの。
驚きました。
それも、ドイツでは花火をあげていいのは大晦日に限られているらしく、他の時には花火を売っている店はありません。法律違反になりますから。
だから、大晦日の午前中、特設花火売り場がいたるところに置かれ、人々はものすごい量の花火を買って帰ります。 川まで行かれない人は、家の前であげるそうです。なので、年越しはものすごい花火の音の中で迎えるのです。日本の除夜の鐘が懐かしい。。。

<のりまき、5回目のベルリンに行く>

最近、ベルリンに行って来ました。
そして、なんと、、、
1年間でものすごく伸びたポニーテールをばっさりと切ってしまいました。日本人の美容師さんがいるところで、 しかも一年前に来独したという最新技術を持った人(?)にカットしてもらいました。
一層美人になったと、職場でももっぱらの噂です。見てみたいでしょう。
ふふふ。

ベルリンフィルで熟睡し、メッセ(農業だったなあ)でお腹いっぱい世界の料理を食べ、ショッピングを楽しんで新幹線に乗って帰ってきました。
ベルリンにはお友達が住んでいるので、のりまきの宿泊は無料なのであった。持つべきものは友達。

と、いうことで最近ののりまき情報でした。
今日は夜9時頃帰宅しましたが、外は−2℃でした。
道路がものすご〜く冷たくなった後に、暖かくなって雨が降る。すると“さーーーっ”と路面が凍るんだそうです。 つるつるになって鏡のようだとか。交通がすべてストップするそうです。
この間はパン屋から出てきたおじいさんが氷の上でスケートをしていました。
いや、靴が滑って歩けなかったのです。パンは散らばり、どうしていいか分からない状態。
やさしいのりまきは手を差し伸べる。安全な場所に連れて行ってあげて感謝されるが、ここでも「ダンケ」と言われ「ビッテ」と応え、 「チュース」と言って去っていっただけだった。
あーあ、もっとドイツ語が話せるようにならないかなあ。。。

のりまきでした。。。

[←BACK]