2017/3/11
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特別レポート  準指導員検定2017 in 菅平高原

いよいよ準指検定。
トムテスキークラブから2人が受験に挑みました。
会長、副会長でサポート!

 


かみゅー副会長からのレポートです。

●・●・●

菅平 初音館。

何年か前までは年中行事として毎年このシーズンにはお世話になっていたのですが、
久しぶりにやってきました。はるか昔にお受験した時の記憶がよみがえるかと思いきや。。。
何も思い出さない。痴呆が始まっている。

今年の主役=お受検生は二人。若い男性と若くはない女性。


受験生2名、サポートの会長&副会長、さぼりくんとのりのりコンビが強力応援!

若い男性は超ゴーイングマイウエイタイプで、これが滑りよりも不安。
検定中に行方不明になる確率は非常に高い。
その人をサポートするのは決して若くない副会長。

若くはない女性は若くないだけあって、普段の言動行動には全く不安はないが、
若くはないがため実力の養成にも時間が掛かってしまう。
はたして時間は足りたのか?
サポート担当は身長だけは若い会長様。(←後でぶぅぶぅ言われるのは必至)

●・●・●

一般的には、受検生は居てもたってもいられなくて早め早めの行動となりがち。
なので、急ぐ受検生のあとをサポートが「そんなにあわてなくても時間はたっぷりあるよ」
となだめながらついて行くのが今までのパターン。

でも若い男性はマイペースなので、部屋を出るところからマイペース。
入念な柔軟体操なんか始めたりして。。。
先に行ってるよって捨て台詞を残しサポートはさっさとゲレンデへ。


後で聞けばもう一組の方は受検生が先にコートに到着し、
サポートが一体いつ到着するのか、そっちの方でドキドキしたとのこと。

受検生を間違いなく時間通りに検定コートに連れて行くことがサポートの第一使命である。
このため、前日の晩は検定種目順とコートの場所を頭に叩き込み、滑走順を確認して、
どれくらいの時間余裕があるのかを特殊な理論によって推定し、
移動に一分一秒の遅れが無きよう、最短ルートをグーグルマップで検討し、
リフトが混んでいる場合の代替ルートも想定し、
分刻みのスケジュールを作成する必要がある。

会長の場合は長い菅平経験を活かし、昼食メニューでゲレンデを覚える。
肉うどん=白銀、ステーキ丼=ダボス、ファミリー=インドカリー右、
シーハイル=インドカリー左・・・。

ところが後で聞いたら会長様は受検生を間違った場所に連れて行ったらしい。
若くはない受検生もテンパっていたので疑問に思うことなくついて行ったらしい。
どうも原因は昼食メニューが滑走順から好きな順に入れ替わってしまった結果らしい。
まったく言語道断である。

会長ブログにもありましたが、この一件により会長は次回からサポート担当はクビです。
代わりに昼食場所を決める総監督に昇進とのこと。

滑走本番まで時間があれば不安な受検生は足慣らしがしたい。
特に若い男性は何本も滑りたい。全部付き合うと若くないサポートは疲れちゃうので、
一人で滑ってもらう。でもこれがドキドキのもと。時間は十分にあるはずなのに、
ゼッケンコールが始まる寸前まで帰ってこない。

受検生もドキドキしたかもしれないが、こっちもドキドキ。余命がだいぶ縮んだ。
受検生を放置すると心臓が危ないので、それ以降は全てのアップに付き合いました。
おかげで足腰の寿命が尽きました。

さて、お受検の雰囲気などは数年前とはだいぶ変わってきていて、
男女が同じ班で和気あいあい。若い男性はお仲間が多いらしく、
待ち時間の間も一人でじーっと寂しく待つなんてことはない。

緊張を少しでも和らげることがサポートの第2のお仕事なのだか、
この件については若くはないおじさんの居場所がなく、
さっさとゴールまで下りてビデオ録り(第3の仕事)に専念。

そんなこんなで一日目が終了。
夕食後、明日への傾向と対策を練る重要な作戦会議のまっただ中、のりのりコンビ登場。
のりのりコンビは糖質ダイエットがどうのこうのと言いながらマーボー丼を掻き込み、
餃子をつつき、ビールを次々と空け。。。


一方、受検者本人たちはといえば、若い男性は横滑りで失敗したことをまだ悔やみ続け、
若くはない女性は左太郎のコブでの失態を記憶から抹殺するために
ウィスキーをちびちび飲んでいました。

アッという間に二日目も半日が過ぎ(記憶がないだけ)、合格発表のお時間。
今年は発表時間が30分前倒し。きっと判定会議で揉めなかったんですね。
関係者のあいさつも短くテンポが速い。受検生はドキドキの時間も短め。
ついに合格者の受験番号が投影される。。。

●・●・●

ボーダー線上にいると予想された若い男性は合格!

Congratulations !!

おめでとう  原ちゃん。来シーズンからは「先生」としての活躍を期待しています。

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サポートだけするつもりだったのに、若くはない女性が滑りを確認してくれ、
見返りは期待しろと懇願するので、仕事を返上して行ったのですが、
結局、滑りの方は時間が足りなかったらしいことを確認したに過ぎず、
期待した見返りは昼飯とコーヒーのみ。完璧に使われているだけの存在です。

来年もサポートをお願いしますと言われてますが、
人使いの荒さに対する見返りがこんなものではお受けすることは難しいですね。
スキーの実力向上とともに私への見返りの再検討を来年までの課題としてください(笑)。

来年は良い報告(若くはない女性の名前を公表できること。
見返りがすごいこと)が書けますように。

(副会長 記)

Edit by 広報部