片桐幹雄ポールCAMP in 野沢 レポート !
2007.4.14〜15

今年で第5回を迎える伝統あるトムテカップ。
その由緒ある大会に選ばれえた精鋭達?がここ野沢温泉スキー場に続々と集結。
前夜祭は会場となるホテルサンアントンにて、
CAMPでレベルアップして総合優勝を謀ろうとする
選手達が思い思いに夜を過ごしていた。
選手達が目指すのは、あの栄光の 『一番速かったで賞』。
今年はいったい誰の手に落ちるのでしょうか!!!

と・・ちょっと大げさな前振りで始まった
片桐 幹雄ポールキャンプin NOZAWA。
今年は雪が少なく開催も心配されましたが
使用するやまびこゲレンデは雪がバッチリ。
「この時期でこれだけのコンディションで滑れるのは
日本でも限られた場所しかない」と片桐コーチ談。
そんな中でスキーができるのはこの上もない幸せ。
また、温泉&美味しい食事!

前夜から  カウンターにて・・・

野沢と云えば、スキーに温泉にサンアントン!
特に、トムテの野沢キャンプは春スキー特有の、 のーんびりした雰囲気のなかで、片桐幹雄さんの下、じっくり
とポールに挑戦できて、 野沢温泉街も楽しめる、とてもお得なキャンプ!
毎度お世話になってる、サンアントンはとても素敵でくつろげる。
食事もどれもおいしい!
到着早々、すでに到着していた皆さんが盛り上がっていた。
みんな、サンアントンが、あのカウンターが、大好きです。

明日に備えて、眠りにつく。目覚めてからの楽しみは、朝風呂
にサンアントンの朝ごはん!(注意!目的はスキーです)

 

2007.4.14 SLポール一日目  久々のSLとクレイジ〜パ〜ティ〜

麓は天気も良く小春日和。しかし長坂コンドラ終点に着くと一変。
天気は曇り。風も強く寒い。
レーシングワンピで来た選手はスキーウェアを羽織る。

片桐コーチ・TERUコーチ・Nanコーチは一足早くコースセット。
20kgもある硫安を巻き、ポールのねじ込み。頭が下がります。
いつもありがとうございます。
まずはショートポールでスラロームの速いリズムをつかむ。
セットは左右に 均等に打たれている。

何本か練習した後、片桐コーチから
今回のCAMPテーマ @『上半身・目線の安定』。
ストックはお盆を運ぶように両手に乗せて上半身を動かさず下半身を速く動かす。
下半身は自分から積極的に運動をしていかないとポールに間に合わない。
参考になります。午後から本格的にロングポールでセットも左右、ストレートと変化。
そしてテーマそのA『インスペクション』。
ただ滑るのではなくオープンから ストレートと変化するポイント、斜面変化、などをチェック。
セッターが意図 するところを理解し滑る戦略戦術をたてる。

本ちゃん選手は目を閉じリズムを暗記してイメージトレーニング。素晴らしい。
そして本番、トムテカップ!選手達もテンションが上がってくる。
切れのある滑りをしていたake選手はATU選手とアイスクリームを賭けて勝負。心理戦も繰り広げられる。
まずは性別、年齢別でクラス分け。滑走順番が決定するといよいよ前走スタート。
何とその前走はアメリカから遠征から帰国したばかりの幹雄さんのご子息で、現在GSで日本3位の成績を持つケンケン。ケンケンの前走とあってみんな大注目!歓声が上がる。
「スラロームは格闘技だ〜。」と幹雄さんが言っていた通りの滑り。
ポールをなぎ倒し、上半身は全く動かず下半身は別の生き物のように柔軟に・素早く動く。
あまりにも凄すぎる〜。

小学生大会のレースで優勝経験もあるmikiちゃんからスタート。
ジュニア達のスピードの速さ、上達にビックリ、というか焦り(汗)。大人たちも負けられません。
会長も本能に火がついて身体からポールに当っていく(痛)。
カミュー選手もパンチングガードなしでポールにパンチ、手が赤く腫れ上がる(痛)。
そしてDFも続出!!波乱に満ちた中、2本のタイムを測定し、合計タイムで順位決定。
結果は夕食時の発表を待つのみ!!

夕食の前にビデオミーティング。
片桐コーチから一人ひとり丁寧にアドバイス。
共通していることは
@ インスペクションで地形・斜面の変わり目を見て戦略戦術を立てる。コースセッターがどんな意図でセットしたのか。オープンからストレート とタイムの差が出るポイントを頭にいれておく。
A 2個先のポールを見て予測して準備する。
B 上半身の固定、目線の一定、下半身を忙しく動かす。 特にフリーで滑る時でも斜面の状況を見て予測を立てイメージ(戦術戦略)をして滑ることが大切とアドバイスをいただきとても参考になりました。

 


ミーティングが終ってから〜夕食までの時間で、野沢の街を散策。
石畳に細い路地、外湯にお土産屋がい〜ぃ感じです。
外湯めぐりや、食事前の一杯を楽しみました。

それに・・・夕食はどれも季節を感じるものばかりで美味しくいただきました。

と、ここまで書いて今回の野沢で残念なことが2つ!
・朝風呂に入れなかったこと。起きれませんでした(泣)
・おやきを食べれなかったこと。
三食、たーくさん食べてしまうので、いつもおやきまで到達できません(泣)
でも、スキーは頑張りました!(はなまる)
また、よろしくお願いします。


おいしい食事の後は『第5回トムテCUP』の表彰式!
今年の栄冠に輝いたのは・・・アダルト男子1部・mikiパパ、
アダルト男子・本ちゃん、アダルト女子1部・会長、アダルト女子2部・akeちゃん。
そして『一番早かったで賞』はReeママ、、、なにやら宿に帰るのが一番早かったとか。
各選手にはサンアントンから野沢名物”福田屋 おやき”が贈呈。おいしいわぁ〜!
リザルトは右下の画像をクリック!


さて、今度は雪上のレースがあれば・・・サンアントンでは飲み会のレースがある。
それは定番の『クレイジージョッキ!!』
そのジョッキに投入されたビールは大瓶8本!
なんともクレイジィ〜〜!!

このクレージーレースを制したのはHaruパパ。
おめでとさん・・・でもゲコじゃななかった??
ワイワイと野沢の夜は更けていきました・・・。

 

2007.4.15 SLポール二日目 少しは慣れたかな・・・

天気予報では午後から雨になるというので片桐コーチから午前に集中してポール入り、遅めの昼休憩にしましょうとのスケジュール発表。
前日のビデオミーティングのアドバイスを意識して各選手インスペクション&練習。
1日目の午前中とは大違い。たった1日でここまで変わるのかというくらいレベルアップ。
ストレートに入る前の準備ができスキーを大きく振ることもなくなってきました。
そして次にもうワンランク上の要求。片斜面のストレートポール。
見た目ではわからないけれど、右足にばかり負荷のかかるストレート。
これも 滑って指摘を受け感じたことで次へ準備できるように。
いろんな斜面を滑って感じることが大切と感じた。でも記憶しておく脳が問題だ〜(脳も筋トレ?)。

片桐コーチが予想した通り閉会式を終えたと同時に大粒の雨。
午前中に集中して滑って正解でした(さすがです)。なかなかやる機会のないスラロームですが面白い。
奥が深い。講習も内容が濃く新しい発見、課題が生まれ充実したCAMPでした。
来年はもっとレベルアップをして伝統あるトムテカップに挑むぞ〜。


『私自身毎年大変楽しみにしているキャンプです。 いろいろな立場の方が集まっていますが、スキーと言う共通語の下に、本当に皆さん全員で楽しんでいます。 私もいつも元気を沢山もらっています。 中でも子供たちのパワーは全開で、スキー界の明るい未来に対して本当に頼もしく思えました。恒例のパーティーでも、しっかりと全員の絆が深まり、大きな笑い声が遅くまで響き渡っていた事も、トムテスキークラブだから出来ている仲間の輪。 このすばらしい輪をもっともっと大きく育てて頂き、また来年も参加できることを楽しみにしています。』
片桐 幹雄


Written by ok & おぶやん - Edit 広報部@本 [08.May.'07]

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