正指&B級検定員 受験レポート !
2007.2.15〜18 (B検3.10〜11)
今年の雪不足はなんのことやら・・・北海道。
準指の検定が行われる1ヶ月前に・・・
実は正指導員の検定も行われておりました。
しかも準指の検定の日には(主に)正指合格者が受験できるB級検定員の試験などもございました。
今年の正指受験者は1名・・・今なら安心して報告できます。

2007.02.15(木) 早朝 徹夜明けで受験地へ・・・
結局徹夜をしてしまった。
理論テスト打開のためだ、やってもやってもやりきれない。
思い返せば2001年の12月、サーファー同士の忘年会で隣に座って話をしたのがタッシーだった。
それがTOMTEに参加するきっかけともなった。
そしていま指導員受験のため僕のサポートをしてくれるタッシーと羽田に向かう、、、
サーフボードではなくスキー板を載せて…。
受験会場に選んだのは全国5会場の中から第1会場の北海道、朝里川温泉スキー場だ。
少しでも条件のいいゲレンデをと思ったことと、何よりタッシーを含め気の会う仲間が一緒だからだ。
受験生は5人、うち4人は生年月日が近く養成講習会でも同じ班だ。
サポーターは3人。差し詰めお受験ご一行様と言った感じである。
羽田から飛行機にのるとみんな本を取り出しお勉強が始まった。ん〜やはり不安だぁ。
千歳から小樽に移動するため電車に乗り込む。
ここでも問題集やら教程が…
『問題!』の声に一同耳をかたむけるが答えが出ない。
やっぱまだ足りないのかぁ…再びここでも勉強会になる。
朝里川温泉までは小樽の町からタクシーで20分くらいだろうか。
例年になく雪が少ないらしく、道路もアスファルトが見えている。
宿に着くなり、下見のためスキー場へ。
スキー場までの道順、時間を確かめると、つづいて各種目の検定バーンを確認。
一通りのコースを滑り雪の感触や斜面状況を確かめた。
お互いのすべりもチェック。
若干の微調整ポイントを指摘しあいながらゲレンデの移動時間を確認しあうのだ。
各クラブで活動してきた面々だけあってしっかりしている、流石である。
今回の宿は簡保の宿だ。温泉なのでゆっくり旅の疲れを癒す…つもりが、気持ちが落ち着かない。
やはりどうしても理論がきがかり。
結局この日はさすがに眠気を振り払い深夜2時過ぎまでお勉強!
しかし翌日のことを考え、やむなくおやすみしたのでした。
2007.02.16(金) 1日目:理論検定〜実技4種目
今日は午前に開会式&理論検定。いよいよだ。
準指検定ではマークシート回答であった問題も正指では記述式+論述回答となる。
誤字脱字はマイナス2点らしい。漢字も間違えられない。学習方法はTERUさんにアドバイスをもらった。
繰り返し言葉に出して何度も反復するのが効果的のこと。さすがは○○の先生である。
テスト直前までまとめたノートを繰り返し反復学習実践(^_^;
テスト会場はセンターハウスのレストランだ。
他の受験生と会い迎えに座り目の前には50CMほどのベニヤでできた衝立がおいてある。
タッシーがカメラをもって通りすがりにフライデーしていった。さぁいくぜ!
『はいテスト開始!』
『あちゃ〜。記憶の片隅にもねぇ〜。悲(8 _ 8 ;)』
のっけの歴史問題でやられた。
しかしその後は直前のお勉強が効を奏し順調に回答。
ペンをおいたらなんと終了1分前であった。
できは…まぁ勉強の成果は存分に発揮できたなぁって感じ。ふぅ…
試験が終わると同時にそこはレストハウスへ早変わり。
ランチは大好きなゲレ食!カレーだぁ。
午後からは実技検定!いよいよだ。
実技受験生は254名、2日間で8種目を5班に分かれそれらをローテーションする。
今日の種目とローテーションは
1、 プルークターン中回り(トップ&テールコントロール)
2、 パラレルターン大回り(トップコントロール)
3、 パラレルターン小回り不整地(トップ&テールコントロール)
4、 シュテムターン大回り(テールコントロール)
の順番。
プルークターン、パラレル大回りは緊張しながらも気持ちよくできた。
ゲレンデ下ではタッシーがビデオ撮りをしてくれている。
不整地小回りではあまりの緊張から一瞬コケそうになったが体制を建て直して下まで滑り終えた。
シュテムでは腰が上に抜けないようにポジションに注意しながら滑った。
かなり硬いすべりになったが無事滑り終えた。
翌日に備えて数本滑ろうとリフトに乗っていたら眼下にはなんときつねが…急なゲレンデをいそいそと登っていくではないか。
いやー感動!北海道まできてよかったぁ。
(大回りTC/不整地小回り/不整地小回り2/シュテム)
2007.02.17(土) 2日目:実技4種目
今日は朝から実技だ。
1、 パラレルターン小回り整地(テールコントロール)
2、 パラレルターン大回り(トップ&テールコントロール)
3、 プルークボーゲン中回り(テールコントロール)
4、 パラレルターン中回り(トップコントロール)
の順番で滑っていく。
ひとつ検定を終えると次の種目へ移動するが、思っていたより意外と時間がない。
1本すべって調整ができるかどうかだ。下手すると点呼に間に合わない。
それだけは避けなければ。最初の小回りはちょっと安全に滑りすぎたかな?
つづいての大回りではスタート前にオコジョ?らしき動物がゲレンデにでてきて一時スタートが遅れるハプニングもあった。さすがは北海道。それしても急斜面での大回り、吸い込まれるようである。
しかし車山のスポーツマンに比べれば…なんて考えながらスピードをコントロールして滑り降りる。
ちょっと横に引っ張りすぎたか?一方プルークボーゲンではスピードに載ってと考えていたが、いざ滑り出すと身体の動きを見せようと意識がそちらに集中してしまい、かなり亀さんになってしまった。反省。
そして課題の中回り。タッシーが気分転換にお茶とチョコレートを差し入れしてくれた。
よっしゃ!笑っても泣いても最後だぜ!
自分の板の特性を考えてこぐ!こぐ!こぐ!深回りせずたてめに…ん〜次のターン内側へ重心を運ぶ!運ぶ!ん〜
なっとか4ターン目にしてリズムにのったぁ…5...6...終了。
『終わったぁ』かなり厳しいか?あとは結果を待つだけとなった。
2007.02.18(日) 合格発表 昨晩は小樽で大騒ぎ・・・
今日は結果発表のみ、みな朝からそわそわしている。
発表はゲレンデ内にあるレストハウスの中だ。
到着するとまもなく閉会式が始まった。
来賓、役員の方の挨拶のあと、いよいよ結果発表だ。
なぜか頭の中にドラムロールが鳴り響く。DADADADADADADADADADADA
合格者のゼッケン番号が若い順番から読み上げられる。うっ早い。
いよいよ自分たちの班へ。周りでは歓喜と溜息がまざりざわめいている。
直前で4番も飛び越した。チェックしていた手が震えている。
そして自分のゼッケンが呼ばれた…合格だ。
仲間と握手を交わした。
合格証書の授与では夫婦交替で子供さんを抱きかかえながら受験にチャレンジしていたお母さんが代表で授与されていた。『時間は夢を裏切らない』ってこういうことを言うのかも知れないと思った。身体の具合を気にかけながら、また悩みながらであったけれども続けてきて良かったなぁと心のそこから思えた時間だった。
また、仲間の2人は残念な結果であった。
それぞれの思いを抱えながらもこうして検定会は終了したのでした。
第一会場 朝里川 合格率62%
ご指導いただきました会長ならびにTERUさん、受験にあたりご理解とご支援をいただきました各理事の皆様、大変ありがとうございました。多くのアドバイスやご指導をくださった皆様に技術と経験・知識・勇気を与えて頂き、無事合格することができました。ありがとうございました。差し入れや応援してくださった皆様本当にありがとうございます。この場をお借りして感謝申し上げます。また、先日のB検もお蔭様で合格することができました。こちらも皆様のお陰と感謝申し上げます。これからもさらに知識・技能に磨きをかけ、多くの方に信頼される指導者目指してがんばって参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
最後に寒い中、カメラ撮りやフォローと徹底したサポートをしてくれた、タッシーに感謝。
(*^o^)乂(^-^*)
この検定の約1ヵ月後、、、菅平高原スキー場にて
準指検定と共にB級検定員の試験も行われた。
ここではシミーの他に昨年正指に合格されたATUも受験。
結果は無事2人共に合格!
今後のお二人のご活躍を期待いたします。
そんなATUさんから一言コメントをいただきました〜。
いや〜!これで最後のスキーの資格だと思いますが、無事合格することができました。
余りにも注目されないので、皆さん
受検していること知らなかったでしょ?
ひっそりと合格しましたので、ここに報告します。(By ATU)
Written by シミ〜 & Edit by 広報部@本 [13.Apr.'07]