準指導員への道 '08

最終話 検定本番

3/6検定前日−晴れ(ラッキー!)


時がたつのは早いもの。とうとうやってきました本番が!
あけムダペアは1日早く菅平に入り、とりあえず検定バーンの確認がてらゲレンデを回る。なぜか心配した天気に恵まれ、雪もたっぷり、気温も低く雪質バッチリ♪
その後受付に向かうも、あっけなく受付終了し、菅平神社にお参り。
今年は誰かさんのおかげで雪が多く、神社が雪に埋もれて・・・しかし、こんなトコでクジけてられないので雪に埋まりながらちゃんとお参り。
検定前日にやることはやり、あとは滑りに集中するのみ、あ〜ここまで長かった〜〜
と、感傷に浸ってるとカミュからメールが・・・「学科の追い込みしっかりやれよ!」どっかで見られてる!?





3/7検定1日目−晴れ(おお〜っ!)

アケ&しみー・ムダ&ルナペアにて、うまく?男女のペアの組み合わせ。
お互いの活躍を期待して、初音を出発。
初日の種目はプルークターン・シュテム・整地小回り・中回り。

ムダルナペアの1種目目はシュテム。朝一ということもあり表太郎は固く、結構荒れてる。
ボクは初めての検定+1種目目+苦手な種目、ということで、ルナさんに付き合ってもらい何本もアップ。スタートは結構緊張したが、滑れば緊張してる場合じゃない。想像より荒れてて、スピードコントロールに苦しみながらゴール。う〜〜ん、どうなのよ??ぼく?あまり後に引きずらないのが私の長所、早速2種目目のプルークターンにダボス向かうと既にゼッケンコール。え?早くない?アップする間もなくスタート!
迷う間もなく滑ったのでいまいち印象なし・・・本当にどうなのよ??ボク?

お次は中回り(ファミリー)
あ〜やっと気持ちよく滑れる種目。班の1番目なのでスタート位置で待機してると・・・ガスって来て前全然見えませ〜ん!(またかよ、おい!)しばらく待ってるとガスも晴れていよいよスタート!スピードが命なので手でも漕いだし、足でも漕いだ(これが失敗)。スピードに乗って気持ちよくゴールすると下でビデオを撮ってくれてたたしさんから「漕ぎ方ヘタ!」とのお言葉(泣)滑る前に言っておくれよ・・・

本日最終種目、整地小回り(白金)
順番が356番目(つまり最後から5人目ってこと)なので、荒れてるかと思いきゃ、意外と荒れてない。アケ&シミーペアは既に初日の種目を全て無事終え、応援に来てくれていた。
どのラインを滑ろうか悩んだが、花道は行かず、脇の雪溜まりに決定。ちょっと無難な滑りだったけど、普通に終了!と、同時に雪がちらほら・・・今年は全体的にサクサク進み、お昼には検定終了。昼食に焼きチーズカレーの店に行くも大混雑で、ステーキ丼を食べに行くが売り切れ(泣)その頃には外は吹雪・・・う〜〜む。。。


腹ごしらえして安心してる場合じゃない。夜には関門の学科試験が待っている。板のチューンナップはシミーにお願いし(ありがと、シミ〜♪)ひたすら勉強。今更やってどうなるとも思えないが、程度がわからずひたすら詰め込む。夕食もそこそこに済ませ、学科試験のリゾートセンターに向かう。試験時間は90分。今年は穴埋め76問、記述が4問。ふたを開けてみれば本日一番の出来。学科だけはクラウン以上!?あ〜これでもう勉強しなくていいと思うと言い知れぬ開放感♪宿に戻ると、玄関でみんなが出迎えてくれたのには感激しました!





3/8検定2日目−晴れ(やった!)


今日は気持ちよく滑るだけ!思いっきりやってやろうじゃないか。
ルナさんは昨夜栂池に旅立ってしまったので、朝早くからカミュにサポートに来てもらい、本日はカミュダのオヤジペア・・・どうなの、このコンビ??(カミュにはホント感謝してますよ!)


1種目目はプルークボーゲン。
自分のイメージを崩さないように、風景を見ながらスタート待ち。迷わず普段とおり滑りきったが、どうか?低速系は自分ではなかなかわかりずらい。
しかし、これで残りはイケイケの種目しか残っていない。嬉しい・・・

2種目目は大回り(TT)←絵文字じゃないよ。トップ&テールの略
予想よりスタート位置が低かったので、滑走ラインを慎重に修正してスタート!今回は漕ぎ方修正!思いっきりスピードに乗って凸部分で谷回りを見せるように1ターン目、後はそのままのリズムでゴール。う〜ん、気持ち良かった!自分的に満足♪

 

次、不整地小回り(裏太郎)
順番的に中盤なのでどんなコブかと思って行ったら、コブありません・・・きれいに雪がはけててどちらかというと花道状態。ここはコースをそれて雪ダマリを行くか、素直にまっすぐ花道を行くか??結局は検定員の正面、花道に決定。スピードコントロールと板の回し込みに注意してゴール。ちょっと普通だった??

本日最終、ファミリー大回り(TC)
これこそスピード命。サポートのカミュからも「ガッツリ行けよ!」の一声。他のすべりを見ると横のスペースをとってるので、ここは縦長に落差を取ってスピードでごまかそう?と無い知恵を絞り、スタート。あっと言う間にゴール、どうか?で、またまたたしさんから「ちょっとチィッチャイ!」演技って難しいのね(泣)・・・
終了したのはなんと11時、はやっ!アケちゃんの最終種目、白金大回りを応援しに行き、無事に完走!


これで2日目終了。明日の1種目(制限滑降)を残して事実上、ほぼ結果は出てるはず。思い返すと緊張はあるが、思いっきり滑れたので比較的満足。結果は神様にお任せ。






3/9検定3日目−晴れ(すごいぞ!大丈夫か!?)


ついに検定最終日。泣いても笑っても今日で最後。
今年の制限滑降はタイムは計らず、検定員の主観による判定だそう。
受験生全員でのインスペ、人が多すぎて良く分かんない??あまり左右に振ってない高速系のレイアウト。途中のリズム変化がポイント?まずは前走の滑りをみて様子を伺う。もちろん上手いから普通に滑っていく。で、前走2人目スタート。しばらくすると、受験生の歓声が・・・何かと思って見ると赤コースの下のほうで全走者が・・・散らばってます・・微妙なプレッシャーが受験生にのしかかる。お〜い!
スタートはゼッケン順。まずはアケちゃんからのスタート。う〜ん、見てる方が緊張する。難なく滑りきり、妙に安心。アケちゃんはこれで全ての種目が終わり、開放感満点♪
時間があるので、休憩後スタート地点に向かう。サポートのカミュからはカッコよく滑ればOKとのアドバイス。それってどういうことよ??コース脇では応援隊が声援を送ってくれてる。あ〜ミスるわけには行かない、と思いながらスタート。早めの切り替えに気を付けてポールに向かうも意外と距離があり、ちょっともてあまし気味??気にしてたリズム変化も思ったより普通!検定員の横を過ぎてからクローチングを組むも意味なし?結局、もうちょっと攻めてもいいかな?的な滑りで完走。あ〜〜終わった!言い知れぬ開放感でいっぱい♪
閉会式後、全員で恒例”ちぷちぷ”の合格祈願ピザを頂き、発表まで待つこと数時間。この時間の落ち着かないことと言ったら。。
発表は15時。会場に入れるのは受験生のみなので、アケちゃんと2人で発表に望む。毎年必ず遅れるが、今年は定刻どおりに発表が始まりちょっとビックリ。あ〜心の準備が・・・
結局、モニターに映された画面には2人の番号はなく・・・悲しく今シーズン終了(泣)
年に1度しかない準指検定。結果が出ないと厳しく辛いが、だからこそ価値のある資格。また、出直してがんばろ〜おー!!


最後に
今シーズン、雪の日も雨の日!も2人のためにトレーニング頂いたテルコーチ、暖かく支えてくれた会長、そして今まで育ててくれたトムテ講師陣の皆様、当日サポート、応援に駆けつけてくれた皆様、遠くから声援、差し入れを下さったクラブの皆様、本当にありがとうございました!
結果を出すことが出来ず、申し訳ない気持ちで一杯ですが、普通では体験できない経験と、スキーというスポーツの持つ魅力、トムテの人間性に支えられた魅力を肌で感じることが出来ました。この経験を生かして、優しさと厳しさ、そして人間性に満ちた指導者を目指して、あきらめることなく努力し続けたいと思います。本当にありがとうございました!!これからもよろしくお願いします!!

文責:MUDA
(Wrote 27.Mar,'08)

差入れを下さった皆様、ありがとうございました。

会長、マサネエ、O家、みわちゃん、ぐっさん、たし家、みうみう、
るなさん、しみー、のんちゃん。




ごちそうさまで〜す。

 

updated30.MAR'08
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